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Posted by チェスト at

2009年03月22日

宮脇駿MBCラジオ出演「ライブアライブ」


○2009/03/22
 宮脇駿君がMBCラジオ出演「ライブアライブ」に生出演
2曲を歌いました。
今回歌ったオリジナル曲の2曲を紹介します。
「第10回芸術文化コース公演より」曲名(彼女)

「○2008/04/27 蔵祭出演より」曲名(グローリーデイズ)



■MBCラジオライブアライブのHP記事より抜粋■
2009年3月22日 (日)
ライブタイム
「宮脇 駿(みやわき しゅん)くん」 

LIVE1;彼女 
LIVE2;グローリーデイズ  

今日は、MBCのMスタジオからの生放送ということで、宮脇駿くんがゲストで、ギターの弾き語りをしてくださいました!駿くんは高校生で、芸術コースで、歌やダンスなど勉強中~♪今日の彼のファッションは、グレーのニット帽に、赤がメインのチェックシャツ。おしゃれメガネをかけて、ギター片手にスタジオに入る姿も、アーティスト!言葉少なめの彼ですが、オーラがすごい☆

今日は、2曲弾き語りでしたが、1曲目の「彼女」という曲は、駿くんの彼女を思って作った曲♪  「どんな彼女?」というスマイリーの質問に、「うさぎみたいな彼女で・・・」と答えた駿くん!例えも、おしゃれやね~(笑) Mスタは、いつものスタジオに比べ、狭いので、みんなの距離が近いんです。そのおかげ?で、駿くんのギターを弾く手を、間近で見る事ができました!彼の手は、とってもキレイなんですよ~♪歌い声もハスキーで甘い☆今日もウットリのアシスタントでした!彼がデビューする日が、待ち遠しいわっ♪♪  

  


Posted by kf at 22:41オリジナル曲

2009年03月22日

第8回芸術文化コース公演映像

○2007/02/17 第8回芸術文化コース公演  場所:伊集院文化会館 開演時間:午後3時から

第8回芸術文化コース公演演劇ビデオ集

タイトル「ギター」

第1章



第2章



第3章



第4章



第5章の1



第5章の2



第5章の3



第8回芸術文化コース公演脚本(タイトル ギター)
<原作 松尾 恵  脚本 藤村 恭一>
第一幕
(ナレーション)
ある少年がいる。彼は、自分に自信もなく、何のために生きているのか分からないと悩んでいた。街を歩いていても、教室にいても、公園にいても・・・・
周りの人は楽しそうに話をしている。
木々の鳥にさえ、嫉妬していた。
少年は、必ず立ち寄る場所があった。そこは、町の小さなレッスン場の隣の公園だ。
なぜか、その場所に自然と足が向いている。理由は少年にも分からなかった。
だが、そこに行くと心がほっとするような気がしていた。
※演技場所 引き幕前
(緞帳開く)
鳥の声がする(BGM 演劇1)
公園のベンチに少年が座って本を読んでいる。
上手から二人の少女が楽しそうに歩いてきて、少年の前を通り過ぎる。
少女A「今日のダンスの先生は、髙木先生だよね。」
少女B「かっこいいよね、髙木先生!私、ちょっと趣味かな?」
少女A「今日から新しい振り付けだって!」
少女B「そうそう。ヒップホップやるって言ってたね・楽しみだな。」
二人は、舞台下手へ
上手から、二人の青年がやってきて少年の前を通り過ぎる。
青年A「おい、またいるぞあいつ。」
青年B「毎日この時間になるとあそこで本読んでる。」
二人が少年の方を見ていると、少年はそのことに気づき、こそこそと立ち上がり、上手へ去る。
青年A「何なんだ あいつ!」
青年B「まあいいじゃないか どうでも!・・・お!そうだ今日のダンスレッスンはヒップホップだってよ!」
二人は、下手へ引っ込む。
少年がまた、上手から出てくる。中央で空を見上げる。
少年「いいなぁ鳥は空を自由に飛べて。きっと気持ちがいいだろうな。」
(うらやましそうに、空を眺めた後、自分の足元を見つめる。)
少年「あの人たち、レッスン場で今からダンスレッスンか、毎日楽しそうだな。」
少年「それにくらべて、僕はいったい、何をやってるんだろう。・・・何をしたいんだろう。」
(悲しげにうったえる。)
ダンスの曲が聞こえる。映像を映す。(ダンスのレッスン映像)
少年「あ!レッスンが始まったみたいだなあ!」
少年はそういって、下手のダンスのスタジオをのぞいてみる。
そこへ、ギターケースを持った少女が上手から現れる。
少女「何してるの?」
突然、後ろから呼びかけられ、驚いた少年は走って上手へ逃げる。その時ギターケースにあたり、少女はギターケースを落とす。
少年は一瞬立ち止まるが、そのまま上手へ走り去る。
少女は、ギターケースを拾いながら不思議そうに上手を眺めている。
(暗転 一旦絞り幕降りてダンス前に幕が開く)
ダンス・歌演技

第二幕

(ナレーション)
少年は、急に話しかけられて、何も言わず逃げ出してしまった。
その時少女が落としたギターケースが気になったが、他人と話をすることが怖くて仕方なかった。
彼も本当は誰かと話しをしたいと思っている。
そして、何かで自分を表現したいと思っている。
でも、何をしていいのか分からない。
自分で自分のできることを制約してしまっていた。

少年は、公園から自宅に帰って、音楽を聴いていた。
彼は、音楽の世界に憧れを抱いていた。

※演技場所 張り出し舞台
(少年の自宅)歩き回りながら
少年「せっかく話しかけられたのになんで逃げたんだろう。
僕、ただの怪しい人になってるよ。
あの子が持っていたのはギターケースだったな。
あの子ギター弾くんだろうか?ギター大丈夫だったかな?
僕のせいでギターが壊れていたらどうしよう!」
悩みながら椅子に座る。
少年「あの子もあのレッスン場でレッスンしているんだろうか?」
少年「あのレッスン場の人たちは楽しそうだったなぁ。なんで、あんなに楽しそうなんだ。」
少年「はぁ、どうせ僕には何もできない。何もできないよ。なんで僕はここにいるんだろう。」

雨音(BGM 演劇2)

しばらく頭を抱えているが、雨の音に気づき、たちあがって、窓を見に行く。
少年は、CDデッキを取り出し、ヘッドホンをつけて音楽を聴き始める。
少年「この歌を歌っている人だってきっと、楽しいんだろうな。」
音楽を聴きながら。
少年「大勢の観衆の前で、歌を歌うって、どんな気持ちなんだろう。僕にはそういうことできそうじゃない。」
(自分の想像の世界に入る目をして)
(暗転)


第三幕
(ナレーション)
少年は、今日も公園に来ていた。
ギターを持っていた少女のギターが壊れていないかが不安だった。
公園の隣のレッスン場では、いつものように楽しそうにダンスをしている人がいた。

※演技場所 引き幕前
(公園)
鳥の声がする(BGM 演劇3)
少年が公演でまたベンチに座って本を読んでいる。
上手から、二人の青年がやってきて少年の前を通り過ぎる。
青年A「おい、今日もまたいるぞあいつ。」青年A立ち止まる。青年B振り返って。
青年B「あいつなんか気にしてる場合じゃないぞ・・行こう。」
二人があわてて下手へ引っ込む。少年は、本を読むのをやめ立ち上がって。
少年「ダンスかぁダンス・・僕にもできるかなぁ・・・・。でも、僕はダンスって感じじゃないよなぁ。」
少年は、下手に行き、レッスン場の入り口で考えている。すると、後ろから声をかけられた。
あのギターを持っていた少女だった。
少女「あれ、あなたはこの前の・・・」
少年「あっこの前はごめんなさい。ギター大丈夫でした?・・・
あの・僕・怪しいものではないんです。ただ、楽しそうだったから・・・ごめんなさい。」
少女「ギターなら大丈夫!」
少年「ギ・ギター習っているん・・・ですか?」
少女「ウン!ダンスとギターとね! 私、これからレッスンなの。」
少女は、立ち去ろうとする。二三歩歩き立ち止まり少年を振り返って。
少女「ねえ! レッスンの前に、先輩のライブがこれからあるから見ない?その後に中でレッスン見学しよう!」
少年「え?ライブ!・・レッスン見学!」
(戸惑って)
少女「そう!ライブを見て、そしてレッスン見学して、その気になったレッスン受けよう!」
少年「え!レッスン受けるって、ダンスの?・・ぼ・僕はしたことないし・・ダンス!・・・・」
少女「誰だって、したことないとこから始めるんだよ。何かするには、みんな初めてがあるじゃない。・・・じゃ!今日は見学ってことで、するかしないかは、後で決めれば良いよ」(笑顔で)
少女は強引に少年の手を引いた。
少年「え!でも」
少女「今日は、先輩のライブがあるの。もうすぐチャンスをつかめるって話をしていたわ。」
(うれしそうに)
少年「チャンス?!何の?!」(困惑気味に)
少女「インディーズCD出すチャンス!奥のステージで今から、先輩がライブを始めるわ。行こう。」
少年「え!いいの?」(こわごわと)
少女「もちろん!!」(元気よく)
(暗転 一旦絞り幕が下りてダンス前に幕が開く)
数曲歌とダンスを入れるそのラストに蒲牟田(歌)

第四幕
(ナレーション)
少年は、
あまり年も変わらないのに、大勢の前で堂々と歌を歌える彼がまぶしく感じた。
今まで、自分から他人と話をしたいとは思ったことは無かったのに、どうしても、歌を歌った彼と話をしたくてたまらなく感じた。

※演技場所 張り出し舞台
少年と少女が下手からやってくる。

少年「あの先輩のラップすごいです。」
少女「インディーズCDだすくらいだからね!」
少年「あの!あの先輩に合わせてください。」
少女「いいよ!呼んでくる。」
少女は先輩を呼びに上手へ引っ込み先輩と一緒に上手から出てくる。」
少年「すごい!すごいです!!」(興奮気味)
カマ「で!俺に合いたいってお前?お前だれ?!」
少女「先輩、彼は、今日始めてここに来たの。・・・ライブ見て合いたいって!」
カマ「そう・・、で、おれの歌どうだった?」
少年「すごいです。ほんとにすごいです。なんで、そんなに・・・」
カマ「まぁ、好きなことだからかなぁ。おれにはこれしかないと思っているから。
っていうより、これが俺そのものだからかな」
少年「あ!握手してください。」
カマ「え!いいけど。」
二人は握手する。
仲間「おーい、かま―、まだかよ!!次行くぞ!!」(大きな声で呼ぶ)
カマ「ごめ~ん今行くよ!!じゃ、あいつらが呼んでるから。」
カマ上手へ引っ込む。
少年「そうかぁ・・・。好きなことかぁ。ぼくの好きなことってなんだろう。」
少女「じゃぁ、今度は私の、ダンスのレッスン見学ねその後ギターのレッスン見学!・・・
ギター持ってくれる?」
ギターケースを少年に渡す。
少年「え!うん!」
(暗転)
ダンス

第五幕
(ナレーション)
少年はレッスン場に通うようになった。とにかく夢中になれるものを見つけたかった。
レッスンを始めて2ヶ月たって、自分の限界を感じ始めていた。

また、あの少女にあって元気をもらいたかったが、少女は、ライブの日からレッスンに来なくなっていた。
少年は、レッスンをやめようと思い、やめる前にもう一度少女に会おうと思った。

※ 演技場所 張り出し舞台
少年が下手から現れる。
少年が張り出し舞台までくると、少女Aが上手から現れる。
少年「あのー  ちょっといいですか?」
少女A「なに?」
少年「あのー、人を探しているんですが!丸顔で元気な女の子で、ダンスとギターのレッスンを受けていた子なんですが?」
少女A「え?名前は?」
少年「名前を知らないんです。最近ずーっとレッスンに来ていないようなんですが!」
少女Aしばらく考えて
少女A「レッスンきていないっていうと ひょっとしてゆかりのこと?」
少年「ゆかりさんって名前なんですか?そのゆかりさんは、レッスンで見ないようなんですが。」
少女A「知らないの?」
少年「何をですか?」
少女A「ゆかりは、2ヶ月前に交通事故にあって、病院に入院中だよ。」
少年「交通事故!病院!・・・ど・どこの病院ですか!」
少女A「私は知らないの!」
そこへ少女Bが下手からやってくる。
少女A「あ!そうだ!綾香がしってるかも・・・綾香!」綾香を呼ぶ。綾香上手から出る。・・
BGM(演劇5 救急車)
少女B「何?」
少女A「ゆかりの見舞い綾香いったから、どこの病院だか知ってるよね!」
少女B「うん!ゆかりは日置総合病院でリハビリ入院してるよ。」
少年「リハビリ」
少女B「交通事故ひどかったでしょ、まだ病院でリハビリ中」
少年「え!ダンスやギターできなくなったんですか。」
少女B「レッスン? 無理だよ!リハビリがんばってるけどできるようになるかもわかんないし!」
少年「・・・・・・」
少年が黙ってしまったので。
少女B「わたしたちこれからレッスンだから!じゃあ!」
少年「あ!はい!」
(暗転)
暗転し、全員がいなくなったら絞り幕開く・

演技場所 引き幕前
(病院)看護婦が上手から下手へ歩いていく。少女が松葉杖で下手からゆっくり歩いてくる。
時々転びそうになる。上手から少年が現れる。少女が歩く練習をしているのを上手で見つめる。
少女が転ぶ。
少年は、あわてて駆け寄る。
少年「だ!大丈夫ですか?」
少女転んだままで少年を見上げる・
少女「あ!あなたは、あのときの」
少年「はい!あれからレッスン受けています。交通事故にあっていたって知らなくて・」
少年手を貸そうとするが、少女は少年の手をとらずに。
少女「自分でおきるから大丈夫!リハビリになるから・」
少年「もう!ダンスやギターできなくなってしまって、つらいでしょう、僕その気持ちわかります。僕も何もできないから・」
少女 少年を不満そうに見上げ
少女「ダンスもギターもできるようになるよ。そのためにリハビリしてるんだから。」
少年「でも・・・歩けないし!」
少女「私は、ダンスもギターも大好きなの!好きなことは、絶対あきらめないの!」
少年「え!・・・・・・・・・」
少女「あなたもあきらめないでね、私もあきらめないから。きっと好きなことできるようになるから」
少年「・・・・・・・・」
下手から看護婦が来る。
看護婦「古園さん!診察の時間ですよ。診察室に来てください。」
少女「はい!診察だから行くね・」
少年「はい・・・」
少女「名前 聞いてなかったね わたしは、ゆかり」
少年「・・・洋平です・・・・」
少女「洋平君 レッスン場で会おうね。」
少年「・・・・・・・」
少女は、下手へふらつきながら引っ込む。少年は立ち尽くして少女を見つめている。
暗転 幕 BGM(歌前ナレーションBGM)
(ナレーション)
少年は、少女の後ろ姿が脳裏に焼きついた。
そして、自分の中で何かが変わっていくのを感じた。
自分も何かを見つけないといけないと思った。
そして、少年は、自分探しを始めた。
月日がたち、少年は、自分のできることをひとつ見つけた。



※ 演技場所 舞台
(園田歌)
(ナレーション)BGM(ラストBGM)
自分の夢中になれるものを見つけるのは自分。
あきらめて、自分にはできないと考えるのも自分。
自分でないとできないと思うのも自分。
どうせなら、自分を信じてみませんか。
きっと何かができるはずです。あなたが、あなたをあきらめなければ。映像を映す。

  


Posted by kf at 21:28演劇

2009年03月17日

第7回文化公演演劇ストーリー

過去の作品ですがビデオをUPしました。コメディです。

不思議の国(原作 松尾恵 脚本 藤村 恭一)
平成18年11月25日(土)公演実施
「1」

「2」

「3」

「脚本」
不思議の国(原作 松尾恵 脚本 藤村 恭一)
平成18年11月25日(土)公演実施

これから始まる物語は、希望を失った二人の男の話です。
ここは都会の真ん中
一人の男が今日もいやいや仕事をしています。
彼のしごとは、夜中にマンホールの点検をする仕事です。
あ!うわさをすると、その男が今日もマンホールの点検にやってきました。

  (舞台 上手 花道上手より登場・・せりだしまで、だらしなく歩く)
A 「あーあー、今日もみんなが眠っているこんな夜中に、マンホールの点検か。俺っていったいいつまでこんな仕事してるんだろ。」(大きなため息)
  (舞台 下手からBがとことこと登場  Aに気づき元気なく)
B 「あ!先輩!お先に 今日は早番だったんで、これで失礼します。朝まで頑張ってください。!」(元気なく立ち去ろうとする)
A 「ああ!これからアパート帰ってねるんか?」
B 「はい、べつにすることもないんで寝ます。」
A 「そうだよな!彼女いるわけでもないし、いたとしてももう夜だしな。」
B 「はい寝ます。いい加減、こんな仕事やめようかとおもっているんですけどね、他にやりたい仕事もないし、何やったって面白くもないし。では、お先に。」
(Bが立ち去ろうとすると)

A 「おい、あぶない 」 (Bを呼び止めようとする)
B 「 ん?なんです?(振り向いた瞬間 バランスをくずし、マンホールの中へ)うわあ!!」 (張り出し舞台からB落ちる)
A 「おーい!だいじょうぶかー?」

  どうやら、一人の男が、マンホールに落ちたようです。
しかし、かなり深いらしく、底に落ちた音が聞こえません。
もう一人の男はマンホールの中を覗き込みました。
ところが、マンホールをのぞいても真っ暗で何にも見えません。
ふと、何者かが後ろから男を押したように感じた瞬間。
男は、吸い込まれるようにしてマンホールの中へ落ちてしまいました。(暗転)
(張り出し舞台からA落ちる)
(二人はすぐ張り出し舞台に上がる)

(照明が付き、Bの上にAがかぶさるようにしている。)
B 「お、重い どいてください」(Aを跳ね除けるように)
A 「ご、ごめん…誰かに押された気がしたら、俺もおっこってしまった。」
B 「僕も、誰かに足を引っ張られた気がしました。」
A 「ここは何処だ!マンホールの中じゃないな?」
 (辺りを見渡し、二人で顔を見合わせる)

 二人はあたりを見回し、立ち上がりました。
一人の男が手の中に、なぜか、小さな紙切れが入っているのに気づきました。

A 「紙切れだ。」
B 「何か書いてありますか?」
A 「ようこそ、不思議の国へ、ここから出たかったら、矢印の方向へ進んで、ゆの付いた言葉を捜してください。」
A 「おい、どうする? 」 (Bの顔を見る)
B 「どうするって‥?行くしかないでしょう。このままじゃ出られそうもないし。」
      (二人は、矢印を探す。)

 しばらく矢印をさがしていると、壁に大きな矢印が見えました。
二人は、ゆっくりと矢印のほうへ歩き始めました。
しばらくあるくと、遠くのほうに、明かりが見えました。
その前には、「マジックの国」と書かれた看板が見えました。

B 「マジックの国?! 何ですかね?」
A 「とりあえず、行ってみるしかない。」
(上手へ引っ込む)
  (    幕上がり    )
  テーブルマジック
二人は、テーブルマジックに見入ってしまっていました。
マジックが終わり、あたりはまた静寂世界が広がっていました。

(AB上手から出る)
A 「出口は、ここではなかったようだな。」
B 「どうしたら出られるんですかね?」
A 「ヒントはこの紙切れしかない!」
B 「出たかったら、矢印の方向へ進んで、ゆの付く言葉を捜す。ですか?」
A 「そのようだな。矢印はないか?」

二人は、また矢印を探しました。
遠くの壁に小さな矢印を見つけ、矢印の方に歩いていくと、今度は、「美しさの国」という看板がありました。

A 「美しさの国だとよ。ゆではないな。」
B 「行ってみるしかありませんよ。何か新しいヒントがあるかもしれません。」
(上手へ)
 (    幕上がり    )
 エステ実演

 二人の男は、いつのまにか美しさの国を一生懸命見ていました。

(上手から)
B 「すごい、国でしたね。」
A 「ああ、あいさつがすごかった。」
B 「なんか器機も高そうでしたね。」
A 「ここも、出口ではなかったようだな。」
B 「また、矢印を探すんですか?」
A 「それしかないだろ。」

二人は、また、矢印を探し始めました。
しばらく探すと、今度は床に大きな矢印を見つけました。

A 「おい、矢印だぜ」 ( Bを見る)
B 「はい、矢印ですね。 向こうのほうですね。」
  ( Aを見て 矢印のほうを指し示す)

二人が少し歩いていくと、なにやら扉が見えました。
そこにはひらがなで「かみの国」と看板に書いてあります。

A 「かみの国?神様のくになのか?」
B 「はぁ?! 僕たちは、死んでしまったのでしょうか?神様に合えるってことは、天国なんでしょうか?」
A 「死んでるわけ無いだろ、とにかく入ってみよう。」
(上手へ)
 二人の声に反応するように扉が大きく開きました。 

( 幕 上がり )
       ヘアー科実演

(AB上手から)
A 「 かみの国って、ヘアースタイリングをする国かぁ 」
B 「 みんな、器用ですねー。なんか僕も、やってみたくなってきました。」
A 「ここも出口じゃないな。何かヒントはないのか!」
B 「あの、僕のポケットに紙切れが入っていました。」
A 「え?出口のヒントかもしれない。なんて書いてあるんだ。」
B 「次はもっと不思議な国です。ゆの言葉は見つかりましたか?って書いてあります。」
A 「ゆの言葉なんて・・・いったい何を言いたいんだ!分かりやすく教えろよ!いい加減に出してクレー!」
B 「あ!矢印です。向こうに光っています。」
A 「看板が見えるぞ!何々?表現の国? わけのわかんない国ばっかりだなここは・・・」

二人は、矢印の方に歩いていきます。
すると遠くのほうから、なにやら音がしてきました。
二人は耳を済ませて、音のするほうへ歩いていきました。
( 幕 上がり )
A「なんだ!お、大勢いるぞ… 何してるんだ。」
(AB舞台上手へ)

 福祉科の手話

(AB舞台上手から)
A 「言葉を手で表現してたぞ。」
B 「ゆの言葉って!指の言葉ってことじゃないんですかね?」
A 「そうかもしれない。でも出口らしきものは無いぞ。」
B 「違うんですかね。」
A 「わからん。」
B 「あれ?むこうにまた人が大勢いますよ。」
A 「行ってみるか?」
(AB舞台上手へ)
(明るくなり)
芸術文化コースダンス

(AB花道上手から)
B 「懐かしい、ダンスです、実は僕、昔ダンサーになろうと思ってダンスしてたんです。いつの間にかそのこと忘れてしまっていました。あの時はたのしかったなあ!」
( 空を見上げる )
A 「人は、言葉だけではなく、自分の思いをいろんな形で表現できるんだな」
( うれしそうに)
B 「あぁ。僕たちにもやる気になれば、何かできるかもしれない。」
A 「そうだな、俺たちにも・・」
B 「先輩、腹へってきません?」
A 「 あぁ、腹へった。いつもなら、飯食ってる時間だよ。」
(力なさそうに、うつむきながら)
B 「なんか食べたいなあ」 ( 空を見上げて)
A 「レストランがあればいいのに 」( B の顔を見ながら)
B 「こんなところにあるわけないでしょ!!」( 切れ気味にいう)

 二人は、顔を見合わせながら、立ち止まりました。
急に冷たい風が吹いてきます。
二人は、怖くなりました。
すると目の前に、ひとりの執事が現れました。
(執事上手花道より)
執事 「おなかがすいたでしょう。こちらへどうぞ」(と丁寧にニ人を案内する。)

ふたりはその後を恐る恐るついていきます。
執事は大きな看板の前で立ち止まりました。
(張り出し舞台を3人回る)
二人の目の前には「食の国はもうすぐです」と書いた看板がありました。

A 「 食の国って?」(笑顔でBを見る)
B 「 あぁ、食の国にって、きっと」(さらに笑顔でAを見る)
AB同時に 「 飯が食える」(大きな声で)
執事「ここを行くとレストラン食の国です。あと、一名様が食事が出来ます。」
B 「一名様!」
A 「二人だめ?」
執事「一名様分しかご用意がありませんので!」
A 「一名様分を二人でってことではだめ?」
執事「それは出来かねます。」
B 「おなか減ってるんです。飢え死にしそうなんです。どうかお願いします。」
A 「どうかおねがいします。」
ふたりは必死に頭を下げる。
執事「いたしかたありませんね。ではついてきてください。」
A 「助かった。」
(3人下手花道へ)
 調理科・ホテル科の実演

(AB上手花道より)
B 「あぁ 今までにこんなおいしい料理食べたことがないです。」
A 「そうだな、なんか夢のような感じだ」
B 「最高でした。」
A 「実はな!俺!昔!調理師を目指してたんだ!おいしい料理を大勢のお客さんに食べさせてあげたかった。」
B 「そうなんですか?先輩!今からでも遅くないんじゃないですか?僕は、ここを出られたら、また好きなダンスを習い始めようかと考えています。」
A 「そうか!俺もここを出られたら、調理師免許を取りに学校に行きたくなった。」
B 「ここに来て思ったんですが。このくにの人たちはどれも、楽しそうに仕事をしていましたよね」
A 「あぁ 俺たちとは、何かが違う。みんな生き生きとしていた。」
B 「そう!仕事に夢を持って頑張っていた。」
A 「そうだ!俺たちは、夢をあきらめていたんじゃないかな?」
B 「あ!」
A 「あ!」
B 「ゆの付く言葉!」
A 「そうだ!夢だ!」
(ABストップモーション)
気が付きましたね?
私たち人間は、考えるという力と、夢を見つめるという力を与えられました。
それぞれが、それぞれにしかできない何かをするためにここにいるのです。
だから、自分の力を信じて、ゆっくりと一歩ずつ前を向いて歩いて御覧なさい。
さあ!出口の扉はもう開いています。
あなたたちの夢に向かって歩いてください。
(暗転)


  


Posted by kf at 23:24コメディ

2009年03月16日

第10回芸術文化コース公演への感想

先日、「第10回芸術文化コース公演」を見ていただいた方から、公演の感想と感謝のお手紙が届きましたので紹介いたします。
お手紙まで書いていただいて、ご感想をしていただいたことに感謝いたします。
GEIBUNの生徒たちにも紹介し、これからの学習の励みにいたします。ありがとうございました。

------以下原文のまま紹介--------
平成21年2月14目

 如月、夜来の風雨で庭のうめの木や、スイセンの花が散り、季節の移ろいを感じやがて別れの季節を迎えます。
 さて、本日偶然にも鹿児高城西高校の「芸術文化コース」の公演をはじめて鑑賞しました。
すでに10回の公演だとは知りませんでした。 2、3演目で退場するつもりでホールの扉を引きましたが、音響や照明はもとより生徒のみなさんのエネルギッシュな熱演に圧倒されて、ステージを最後までみせていただき、興奮して家路につきました。
 私は今から50年前に福岡県の県立高校を卒業しましたが、伊集院に在住して早々40年になるうとしています。
 わたしの高校生時代とくらべて時代のながれを加味しても日置市の伊集院にもこのようなすばらしい、城西高校の高校生かいることは、サッカーばかりでなく普通科「芸術文化コース」にもいることをはじめて知りました。
 今日の公演で県立高校にはない私学のすばらしい教育理念に感激するとともに校長先生をはじめ教職員のみなさんの教育に対する熱意にあらためて敬意を表したいと思いお便りしました。
 ぜひ、次代を背負う小、中学生ばかりでなく若い人々にも見ていただきたいと陰ながら願っています。
 県立、国立志向の強い鹿児島県ですが、貴校をはじめ県内私立高校の教職員、卒業生、在校生、父母会の長年にわたる地道な努力が着々と根付き心豊かな次代を担う生徒に育ちさらに大きく花開くことを切に願っています。
 あらためて本日のすばらしい「芸術文化コース公演」ありがとうございました。熱演した生徒の皆さんや指導された先生、裏方さんに“ありがとう”を伝えてください。


  


Posted by kf at 21:32ダンス

2009年03月15日

○2006/02/18 第7回芸術文化コース公演


○2006/02/18 第7回芸術文化コース公演 午後3時より 伊集院文化会館にておこなわれました。
過去の映像ですがご覧ください。
挨拶している「あずみ」さんは、現在東京で芸能活動中です。応援よろしくお願いします。
■愛純さんのブログ■
http://ameblo.jp/junaiyume/


  


Posted by kf at 04:14演劇