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Posted by チェスト at

2013年06月24日

GEIBUN演劇集

GEIBUN演劇集

動画














  


Posted by kf at 13:02演劇

2012年01月22日

第12回文化公演 タイトル「パイレの国の勇者」

【映像表示】第12回文化公演 タイトル「パイレの国の勇者」
原案 冬馬 原作・脚本 KF 

【動画】


【脚本】
【映像表示】序章 これは、あるおとぎの国のお話です。
<ナレーション>
昔々、この国の世界は、影の悪魔 シャドウデーモンに支配され、国の民は生きること全てに苦しんでいました。
そこで、シャドウデーモンを倒すべく、海からやってきた海賊の王が立ち上がったのです。海賊の王 パイレは15人の海賊魔導士を引き連れて戦い、シャドウデーモンを火の山に封じ込めました。
そして、民はパイレを勇者とたたえ、海賊だったパイレは、その国の王となり「パイレの国」を治めました。
パイレ王は、民想いの王で、それから500年の間平和で幸せな国となりました。
しかし、500年たった今、火の山に封じ込めたシャドウデーモンが復活し、パイレの国を滅ぼそうと、周辺の国を火の海にし、いよいよ「パイレの国」に近づこうとしていました。
【映像表示】第1章 大臣の不安(宮殿 大臣室にて)<張り出し>
大臣 「シャドウデーモンが、国に迫っているとのことだが、何か対策はないか?」
従事1 「500年前の文献を調べましたら、シャドウデーモンを倒す方法はただ一つ、勇者の剣をもって倒すしか方法はないと書かれています。」
大臣 「勇者の剣 とな あの剣は勇者パイレしか抜くことはできないはず。今まで多くの祖先や国の民が、勇者の剣を鞘から抜こうとしたが、鞘から剣を抜けたのは、現在の王「イルリ王」だけだ。イルリ王はお年で病に伏せておられる。あのシャドウデーモンに立ち向かうのは無理なこと。」
従事1 「私に考えがあります。国中の民に勇者の剣が抜けるか試させてはどうかと。」
大臣 「シャドウデーモンがパイレの国に迫っているのは、国の民には、伏せてある。シャドウデーモンが迫っていることを、国の民に知らしめれば、民は恐怖に狂ってしまい、対策が何もできなくなってしまうではないか!」
従事1 「国の民には、シャドウデーモンのことは伏せておいて、イルリ王の病気回復のための音楽会を開くので、民は全員出席するように伝えます。音楽会の余興として「勇者の剣」を鞘から抜ける者に褒美を与えるとの御触れをまわそうと考えております。」
大臣 「うーーん それなら 国の民にシャドウデーモンのことを勘づかれずに出来るかもしれん 早速 音楽会の準備をせよ 時間はあまりないぞ!」
従事1 「はい、わかりました 大急ぎで音楽会を準備致します。」
従事1は下手にはける。大臣は不安そうに立っている。(暗転)
吹奏楽部の演奏<舞台>
【映像表示】第2章 意外な勇者(宮殿 大臣室にて)<張り出し>
従事1 「大臣様、申し訳ありません。国中の男たちに勇者の剣を抜かせる余興をやりましたが、誰一人として剣を抜くことができません。」
大臣 「やはりそうか、剣を抜くことができる勇者は、パイレ王の子孫イルリ王のみなのか、せめて、イルリ王に王子がお生まれになっておれば、その王子が勇者の剣を抜くことが出来たかも知れんが、残念である。」
従事2 「イルリ王には王女がおられます。あるいは、王女レイル様ならば、勇者の剣を扱えるのではないかと。」
大臣 「馬鹿なことを申すでない。勇者は代々男と決まっておる。王女にそのようなことができるわけがなかろう。」
従事2 「でも、レイル王女は、子供のころより男子顔負けの活発ぶりで、武道もとても強うございます。あるいはと思い、500年前のパイレ王が身に付けておられた勇者の衣をまとい、この大臣のお部屋に来ていただくよう、既にお話を・・・・」
大臣 「何!勇者の衣を、レイル王女に渡したとな!」
王女レイルが下手からやってくる。
レイル 「大臣 話は聞きました。父イルリ王に代わって、私が勇者の剣を抜き、シャドウデーモンを倒しましょう。」
大臣 「なんと。いくら勇者の衣をまといましても、本物の勇者の資質をお持ちでなければ、勇者の剣は抜けません、いくら王女が武道の達人でもご無理でしょう。」
レイル 「大臣! 私は子供のころ、父イルリ王に隠れて、勇者の剣で、りんごをむいて食べていたのです。だから、剣を扱えるのです。」
大臣 「け!剣を抜ける!  え! 勇者の剣でりんごの皮をむかれていた!え!まさか・・・ばちが当たりますぞ。」
レイル 「ばちはどうでもよい!早く勇者の剣を持ってまいれ!」
大臣 「あ!はい!これ すぐに勇者の剣を ここへ。」従事1は上手へかけていく。
大臣はりんごの皮をむくマネをしながら、「勇者の剣で、りんごをむかれるなど、なんと、大胆な王女だ・・・・」
従事1 剣を持ってきて、王女に渡す。
レイル 「大臣 良くみていなさい!これが私の勇者のあかしです!」レイル剣を抜く。
大臣 「な!なんと!王女が 勇者だったとは、」大臣ひれ伏す。
【映像表示】第3章 デーモンとの戦い<舞台遮幕前>
大臣と家来二人をつれてレイル王女が上手から出てくる。
レイル 「大臣!なんで付いてくるのですか、シャドウデーモンは私一人で倒します。」
大臣 「とんでもございません。イルリ王に頼まれております。それに、王女一人戦わせては、王に顔向けができません。私も もとは戦士です。お力になれましょう。」
レイル 「そうですか?魔法も何も使えない大臣が役立てるとは思えませんんが、父の頼みでは断ることもできませんね。」
大臣 「ここです。この魔力の洞窟で、シャドウデーモンがパイレの国を火の海にするための魔力を高めていると、情報局の調べでわかりました。」
レイル 「魔力の洞窟ですか!デーモンも魔力は高まるかもしれませんが、ここでは私の魔力も高まります。私の召喚魔法でデーモンを倒してみせましょう。」
大臣 「くれぐれも慎重に!」
皆は洞窟にはいる。デーモンがいる。
デーモン 「きたか!パイレの子孫よ!私を火の山に封じ込めたパイレへの復讐を500年もの間考え続けておった。いまこそ、その復讐のためにパイレの国を火の海にせん。まずはパイレの子孫のお前から血祭りにしてくれよう。」
レイル 「私は倒せませんよ。私には、この勇者の剣があります。」
レイルは勇者の剣を振りかざして切るが、なんの反応もない。
デーモン 「ははは!500年前勇者の剣でふうじこめられてしまったが!魔力で剣の防御をする力を備えてきたのだ!もう500年前の私ではない、私には剣はきかぬ!」
レイル 「剣が効かなくても この勇者の剣で、15人の海賊魔導士を召喚し、おまえの魔力を奪いましょう。」
デーモン 「お前ごときの召喚魔法で私の魔力は封じ込めはせん。」
レイルは剣を抜き、呪文を唱えた。
レイル 「15人の海賊魔導士よ黄泉の国から蘇り、シャドウデーモンの魔力を全て奪いたまえ!」
あたりは真っ暗になり、闇から15人の海賊魔導士が現れる。
海賊魔導士 「我らの王パイレの子孫よ、願いは聞き人れた。われら15人の力でシャドウデーモンの魔力を封じよう。」
パイレーツのダンス。<舞台> ダンスが終わり。(暗転)
デーモン 「魔導士ごときの魔力封時など役にはたたんぞ!私の魔法で焼け死ぬがよい。 パイレの子孫を火で灰にせよ!」何もおこらない。
デーモン 「ん! 魔法がきかん!」
レイル 「デーモンよあなたの魔力は封じ込めました。剣で倒すことももはや簡単なこと観念しなさい。」
大臣 「剣で倒せるのなら、元戦士の私でも倒せます。王女よ私にお任せなさい。」
そう言って大臣はデーモンに剣で切りかかる。しかし、大臣の様子がおかしくなる。
大臣 「はっはっはっ!たとえ魔力を封じ込められても、人間に取り付くことくらいはたやすいことだ。」
大臣がレイルに切りかかる。レイル防ぐ。
レイル 「大臣!とりつかれてはダメです。正気を取り戻しなさい。」
大臣がレイルに切りかかる。レイル防ぐ。
大臣 「ほほう!私には切りかかれても、生身の人間は斬れないのか?」
レイル 「だ!だまれ!」
大臣 「手を出せない勇者など、私の敵ではない。勇者よ私の呪いを受けよ!」
レイルは勇者の剣を落とし、操られる。
レイル 「く!私を操ろうとするのか!」
レイルは操られ谷の方に向かう。
大臣 「この谷から落ち、死ぬがよい。」
レイル 「わーーーっ!」
レイル倒れ、谷に落ちる。家来1と家来2はデーモンの怖さに立ちすくんでいる。
大臣 「お前たちは呪いで動物にしてくれよう!」
家来たちは、勇者の剣を拾いいちもくさんに逃げる。
大臣 「なんといくじのない人間たちだ・・・・勇者がいない今となれば、たとえ人間に取り付いただけでもお前たちの国の民に地獄の苦しみを与えようぞ。」
(暗転)
【映像表示】第4章 王女の行方<張り出し>
<ナレーション>
シャドウデーモンから、逃げ出した家来のふたりは勇者の剣だけをもって何箇月も逃げ回りました。逃げ回った先の街々では大臣が王を毒殺し、パイレの国の独裁者になった噂を聞き、なんとかしなければと思ったのです。
家来1は耳がはえ、家来2はしっぽがついた半動物にされてしまっていた。
家来1 「なんとなさけない姿になったものだ にゃ。」
家来2 「危なく呪いで、動物にされるところだった。」
家来1 「もとの姿にもどるためには、デーモンをたおすしかないだろう にゃ」
家来2 「その、にゃ~にゃ~はやめろよ。」
家来1 「しかたないにゃ、声帯が半分猫にされてしまったにゃ。耳も生えてきたにゃ!」
家来2 「おれは、このとおりしっぽがはえてしまった。」
家来1 「ああ、王女が操られたとき、デーモンは大臣になっていたのだから、おいらたちでも倒せたはずなのにゃ、おいらは怖くて逃げてしまったにゃ。」
家来2 「あの時は怖かった。戦える勇気がなかった。」
家来1 「あの時、おいらたちがデーモンを倒さなかったために、今、民は苦しんでいるんだにゃ。なんとか王女を探し出さなければにゃ!」
家来2 「そうだな!あの時、勇者の剣だけは持って逃げたものの我々ではこの剣は使えない。」
家来1 「王女が行方不明になってから、イルリ王も病が悪化されお亡くなりになってしまったにゃ。イルリ王が亡くなられてからは、シャドウデーモンに乗り移られた大臣のすることはまるで悪魔そのものだにゃ。」
家来2 「もともと悪魔なのだから当然といえば当然だが、事情を知っている我らが行方不明の王女を探し、大臣の正体を暴かなければならない。」
家来1 「しかし、王女をさがすといっても、どこをどうやって探せばいいんだにゃ。」
家来2 「この国で人を探すのにはやはり情報管理局だろうな、幸い私たち二人は宮殿の人間だから、どこでも情報を調べられる。」
家来1 「そうだにゃ、まずは情報管理局に行ってみようにゃ。」
(情報管理局)・・・商業科・アブリケーション<舞台>
第5章 情報管理局<張り出し>
受付 「どのようなご用件でしょうか?」
家来1 「この方を捜しているにゃ。とても大事なことなんだがにゃ・・・・・・」
受付が二人の変な姿を見て笑いながら、小型端末で確認を始めた。画面を見ながら、複雑な表情で家来1を見つめた。
受付 「申し訳ございま廿んが・・・この方は王女レイル様にそっくりですね。王女レイル様は行方不明です。」
家来1 「行方不明は分かっているにゃ!似た方はいないのかにゃ?」
受付  「そうですか!似た方ですか?調べてみましょう。」端末で調べてから
受付 「似た方もいませんね。」
家来1 「ああ・・・・どうすればいいのかなにゃ!」
家来2 「・・・とりあえず、対策を考えよう・・・」
受付 「最近この国に現れた浮浪者が、王女に似ているとの噂は聞いたことがありますが、」
家来1 「最近現れた?・・・大きなケガをしているとかにゃ?」
受付 「情報管理局の情報ではありませんが、最近民の間で噂されていることです。」
家来2 「その方は、今どこに・・・・」
受付 「国境の小さな村です。」
家来1 「その方に違いないにゃ。その村はどこにあるにゃ。」
受付 「南の村ローウスです。」
家来2 「ローウスへ行こう!」(暗転)
【映像表示】第6章 ローウス村<舞台引幕前>
<ナレーション>
二人はローウス村へ向かいました。そして、村の外れの小さな公園で王女を見つけました。だいぶ汚い格好をしており、路上生活をしているように見えました。
家来1 「・ ・ ・あの方ではないかにゃ?」
家来2 「声をかけよう。」
家来1 「ちょっと・ ・いいでしょうかにゃ?」
少女 「・・・・何?あんただれ?何か、くれんの?」
少女は家来にきつい目を向けた。言葉使いも悪く、すさんだ表情をしている。
家来2 「レイル王女!」
少女 「なに?だれ?レイルって。」
家来1 「ん?様子が違うにゃ。着ているものは勇者の衣なのににゃ!」
少女 「何か恵んでくれない?わたしお腹ぺこぺこなんだ!」
家来2 「・・・・記憶がないのでは?」
家来1 「レイル王女、おいらたちですにゃ。思い出してくださいにゃ。」
少女 「思い出す?何を?あたし何も覚えてないの。気がついたら教会で看病されてた。」
家来1 「やっぱりにゃ、デーモンの呪いで記憶をなくされているんだにゃ。」
家来2 「・・・そうだ!勇者の剣を見せれば呪いがとけるのでは?」
家来1は勇者の剣を渡す。
少女 「これ、くれるの?これ売って食べ物をかえってこと?」
家来1 「違いますにゃ。剣を鞘から抜いてみてくださいにゃ。」
少女 「抜くの?え?抜けたら何か食べさせてくれる?」
家来1 「そうですにゃ。」少女剣を抜こうとする。
少女 「抜けないよ!」
家来2 「抜けない?王女ではないのか?」
家来1 「いや、記憶をなくしたために勇者の資質をなくされているんだにゃ。王女には間違いないにゃ。」
家来2 「どうする?」
家来1 「とにかく連れていこうにゃ。それから考えるしかないにゃ。」
家来2 「そうだな。」
家来1 「君に頼みたいことがあるんだがにゃ・・・付いてきてくれないかにゃ?」
少女 「ご飯が食べられるのならいいよ。・・・」
3人は上手にはける。(暗転)
【映像表示】第7章 王女のふり<張り出し>
<ナレーション>
二人はとりあえず、民から少女がレイル王女に見えるようにすることにし、友達だった王宮訓練師ハルに少女の訓練をお願いをしたのです。
家来1 「ある人になりすまして欲しいのだにゃ。」
少女 「うん?何、誰かに化けるの?」
家来2 「そうだ・・とりあえずこのままだとちょっと・・・くさいな。」
家来1 「ハルからもうすぐ対策についての連絡がくるはずにゃ!」
家来2 「ハルに連絡いれたのか?」
家来1 「ああ、おいらたちではちょっとにゃ・・・」
家来2 「まあな!」
家来1 「おっと・返事だにゃ。ビューティサロンの前で逢いましょう・・だとにゃ。」
(暗転)膜が開き舞台上手に少女をつれて、家来1と家来2はビュー-テイーサロンの前に来た。ハルが待っている。
ハル [この子ね!・・・この素材なかなかだわ。うん・・・いけるかも!]
少女 「何!!どこか行くの?」
家来1 「では、後のことは頼みますにゃ。」
家来2 「食事マナーまで、できるようにさせてくれ。王女様らしく見えるように。」
ハル 「わかっているわ。終わったら連絡するわね。」家来I・2上手へ
エステ・ヘアー実演<舞台>
【映像表示】第8章 王女になる訓練<張り出し>
ハル 「なかなか・いじやない。素材がよかったから、これならうまくいきそうだわ。」
少女 「うまくいくって?」
ハル 「あら!話してもらってないの?」
少女 「何を?」
ハル 「あなたは、行方不明のレイル王女に良く似ているのよ。あの二人に、あなたをレイル王女に見えるようにしてくれって頼まれたの。」
少女 「レイル王女って?」
ハル 「知らないの?・・・・あ!そうか!記憶がなかったんだったわね。」
少女 「あたしをそのなんとか王女に見えるようにして、どうしよとすんのかな?」
ハル 「わたしには、分からないわ。でも、あの二人はいい人だし、きっと悪いことじゃないと思うわ。」
少女 「どうして、理由を聞かないで悪いことじゃないってわかるのさ。」
ハル 「あの二人はずっと昔からのお友達!わけがあって言えないって言うから聞かないだけ!でも、悪い人たちじゃないわ!」
少女 「ふーん!信じてるんだ!二人を。」
ハル 「そうよ!きっと、とっても大切な理由があるんだわ。」
少女 「そうね!あの二人悪い人じゃないって、心のどこかであたしも思ってる。」
ハル 「やっぱり、言葉使い悪いわね、あたしではなく、私と言うべきだわ!姿だけじゃなく、言葉使いも指導しなくちゃならないわね。それでは今からあなたを完璧なレイル王女様に見えるように磨きますよ。」
少女 「無理だと思うよ!」
ハル 「それでもやってもらいます。」強い口調で言う。
少女 「はあ!・・・」
ハル 「まず、ボランティアについて触れてもらおうと思います。レイル王女は優しさを備えていました。だから、あなたもボランティアに触れてください。」
少女 「ボランティア?・・あたし、なにか食べ物をくれるっていうから付いてきただけなのに。」
社会福科実演<舞台>
【映像表示】第9章 イルリ王の記憶<張り出し>
ハル 「あなた・・・歩くとき少し足を引きずるわね。どうしてかしら?」
少女 「・・覚えていない。気付いたら今の状態だし・・・・」
ハル 「そうなの?お医者さんにみてもらってないの?」
少女 「うん、だって、ろくに食べ物さえたべられない生活なんだよ、お医者さんに見てもらえるお金もってないし。村のほとんどの人がお医者さんにかかれなくて、苦しんでる、王様は民のこと何も分かってないんだ。」
ハル 「知らなかったの?イリル王は病気でなくなったのよ。うわさでは、大臣に毒を飲まされたって・・・あ!これないしょよ!そんなこと言ったことが兵隊に知られたら、処刑されちゃう。」
少女 「そうなの?・・・王は死んだの!・・・あれ?なんだか涙が・・・・おかしいなあ王様とあったこともないのに。」
ハル 「・・うーん!ひょっとして記憶がなくなる前に王様にあったことがあるかもよ。」
少女 「ん?なんか思い出せそう!・・・あ・ ・頭が痛い! !」
少女はうずくまった。
ハル 「大丈夫?・・・」
少女 「時々、おもい出そうとすると頭痛がする。」
ハル 「そうなの。・・あ!そうだ!食事もろくに食べてないっていったわね、おなかすいているでしょう?今から食事に行きましょうか。」少女の顔が急に笑顔になった。
少女 「食事!!やった嬉しい!!」少女はテンションがかなりあがる。
ハル 「ただし、これから行く所はマナーハウスだから、食事のマナーを身につけてもらうわよ。」
少女 「食べるだけじゃかいのか!」
ハル 「もちろん食べてはもらいますが、マナーを守りながらの食事よ。付いてきて。」
(暗転)
調理・ホテル.パティシェ<舞台>
【映像表示】第10章 今日の予定<張り出し>
少女 「なんか・・・食事がなつかしいような感じがした・」
ハル 「なつかしい?」
少女 「前、同じような食事をしたような気がする。」
ハル 「記憶をなくす前のことね!ひょっとしたら、どこかのお嬢様だったかもね!」
少女 「なんにも思い出せない。思い出そうとすると急に頭が痛くなる。」
ハル 「そうだったわね!」
少女 「ところで、今日の予定は何?」
ハル 「そうね!今日の予定は、ファッションショーへ行きます。オールシーズンの最先端ファッションをそろえたファッションショーが開かれるので。そこで、服を選びます。」
少女 「ファッションショー?・服を選ぶ?・・」
ハル 「そう!ファッションショーを見て、服を選ぶの。それが済んだら、言葉使いの練習をしてもらうわ。」
ファッションショー<舞台>
【映像表示】第11章 魔法の力<張り出し>
ハル 「とりあえず、雰囲気はそれらしくはなったわ・ ・ ・それにしてもあなた、レイル王女にそっくりね、今いきなり会ったらレイル王女と間違うくらいね・・・」
少女 「レイル王女ってそんなに私に似ているの?」
ハル 「そっくりですよ。今では行方不明になってしまっていますが。本人がいたら双子みたいよ。」
少女 「そう。」
ハル 「とりあえず、王女らしくなったから、二人を連れてくるわ・・・ここでまっていてね。あ!それから、あなたが王女らしくなったらこれを渡すように二人から言われてたから。はい!」
少女 「あ!いつかの剣ね。」
ハル上手に行く。少女テーブルのりんごを見つけ、かじろうとするが、思いとどまり、勇者の剣を抜きりんごの皮をむこうとする。剣が長いので上手くむけない。
少女 「果物ナイフには長すぎるねこれは・・・」
そこへ、家来1と2が上手からやってくる。剣を抜いている少女を見て驚く。
家来1 「あ!剣を抜いているにゃ。・・・」
家来2 「レイル王女!記憶が戻られたのですね!勇者の剣をお抜きになられた!」
少女 「あ!ごめん!ちょっとりんごの皮をむこうとして。こんな長い剣じゃむりね。}
少女は剣をしまう。
家来1 「記憶は戻られていないのかにゃ!やっぱりだめなのかにゃ。」
家来2 「いや!勇者の剣を抜かれたということは、王女が勇者の資質を取り戻されたということ。」
家来1 「資質を取り戻せても、記憶が戻らなければにゃあ~・・・・」
家来2 「いや!勇者の資質が戻ったということは、魔法が使えるということだ。」
家来1 「魔法が  使える。というと、記憶の戻る魔法がつかえるってことかにゃ!」
家来2 「そういうことだ!」
家来1 「で!どうすればいいんだにゃあ!」
家来2は懐からなにやら小さな本を取り出した。
家来1 「なんだにゃそれは!」
家来2 「魔法事典だ レイル王女が戦いに行く前に私が魔法の呪文を覚えたいといったときに教えてくださった魔法の中に記憶を戻す呪文があった。それをメモした。」
家来1 「え!本当か?そんな偶然があるのかにゃあ?」
家来2 「レイル王女 剣をお抜きになり私の言うとおりに呪文を唱えてください。」
少女 「え!どういうこと?」
家来1 「とにかく言うとおりになさってくださいにゃあ。」
少女は剣をぬく。
家来2 「海賊の精霊よ、我が身の記憶を戻したまえ です どうぞ!」
少女 「それいうの?」
家来2 「いうのです。心をこめて!」
少女 「海賊の精霊よ、我が身の記憶を戻したまえ!」(暗転)
<ナレーション>
いっぽう、大臣に取り付いたシャドウデーモンは、魔力回復ダンスを、魔法使いたちに躍らせて魔力を取り戻そうとしていました。
ダンス1<舞台>
【映像表示】第12章 対決(大臣の部屋)<引幕前>
大臣 「いっこうに魔力は回復せん!人間の魔法使いのダンスはたいした魔力を持っておらん!・・・次の魔法使いを呼べ!」
従事1 「あ!はい!た!ただいま呼んでおります。しばらくお待ちを。」
大臣 「もっとましな魔法使いをつれてこい、さもなくばお前を牢獄に閉じ込めようぞ!」
従事1 「は!今すぐ手配・・・致します。」従事は下手へ走り去る。
大臣 「パイレの子孫のせいで今では魔力を失っているが、この大臣の地位はパイレの国を自由に操れる。民に苦しみを与えるのはなかなか面白い。」
下手から兵隊が走り入ってくる。
兵隊 「大臣!大変でございます。」
大臣 「なんだ!騒がしい!私はダンスを楽しんでおるのだ。騒ぐとお前に100叩きの刑を与えるぞ。」
兵隊 「レイル王女が家来を二人連れて宮殿に!もうすぐここへ!」
大臣 「なに!レイルだと!死んだはずでは!なぜ、皆で止めん!」
兵隊 「無理でございます。レイル王女の魔法で宮殿ほとんどの兵が動けなくなっています。動けるものは、レイル王女にひれ伏し、歓迎をしております。」
大臣 「何!魔法!」レイルが下手からくる。
レイル 「大臣!いや!シャドウデーモン!お前の悪行はここで終わりです。この勇者の剣で私が滅ぼす。」
大臣 「なんと!勇者の剣も持っているのか!」
レイルがためらっている。
大臣 「あまいな!レイル やはりお前は人間は斬れぬと見える。今度こそ!お前を永久に眠らせてやるわ。」
レイルが動けなくなった。
家来1 「レイル王女!くそ!また!呪いかにゃあ!」
家来2が大臣に剣で刺す。
大臣 「何!なぜ!お前ごときが!」
家来2 「おれは!おれは!民へ苦しみをもたらした張本人だ!あの時、俺がお前を刺さなかったために、多くの民が苦しんだ。」
大臣 「く!われを殺すことは、人間である大臣をも殺すことになるのだぞ!」
家来1も大臣を剣で刺す。
家来1 「俺たちのせいで民が苦しんだにゃあ、その後悔をもうしたくないにゃあ。」
大臣 「くそ!貴様たち二人も道ずれだ、!」
大臣と家来2人も倒れる。
レイルが動けるようになり。家来と大臣のそばへ。
レイル 「お前たち、私の代わりに!民を苦しめたのは私のせいです。許してください。」
家来1 「レイル 王女 おいらたちはレイル王女に仕えて幸せでしたにゃ。パイレの国を治め また、平和な国に・・・」
家来1意識を失う。
レイル泣きながら剣をかざし、呪文を唱え始める。
レイル 「海賊の精霊たちよ、出でよ!私のすべての魔力を使い、このものたちの命を助けよ・・・・・」
精霊の声 「レイルよ、お前の願い聞きいれた。これからおまえが使うであろう魔力すべてを使ってわれら海賊の精霊たちでかなえよう。」(暗転)
ダンス2<舞台>
【映像表示】第13章 平和<舞台>
<ナレーション>
家来二人と大臣は命をとりとめ、シャドウデーモンは消滅しました。宮殿では、女王になったレイルの戴冠式が行われました。
レイルが王座に座っている。下手から家来1が現れレイルの前にひれ伏す。上手から家来2が現れレイルの前にひれ伏す。下手からハルが現れレイルの前にひれ伏す。
民の皆が下手上手からからあらわれレイルの前にひれ伏す。家来1と2が立ち上がる。皆が立ち上がる。
家来1と2 「われらの女王 レイルに栄光あれ!」
民 「われらの女王 レイルに栄光あれ!」
(終演)
【映像表示】タイトルエンドスクロール

  


Posted by kf at 23:27演劇

2011年11月27日

第12回文化公演



2011/11/19(土)第12回文化公演が行われました。
場所 伊集院文化会館
時間 午後9時30分からと午後3時からの2回公演
タイトル パイレの国の勇者

個々の動画は下のURLでご覧ください。

http://www.youtube.com/user/geibunkf

【第12回文化公演全部再生】
  


Posted by kf at 17:19演劇

2011年10月16日

「第12回文化公演」案内

2011年11月19日(土)
「第12回文化公演」が開催されます。
時間 午後2字半会場 午後3時開演
場所 伊集院文化会館
内容 各学科の学習成果の発表を兼ねた演劇自立ての公演です。【入場無料】

詳しくは下のURLをクリックするとポスターを見ることが出来ます。

http://www.nissho.ac.jp/kjh/pc/2011bunnkakouenn.jpg
  


Posted by kf at 21:08演劇

2011年10月10日

マーサの国のブトウニャイ【動画全再生】

「マーサの国のブトウニャイ」原案 冬馬 原作・脚本 KFです。
○2009/11/21(土) 午後3時から 伊集院文化会館にて、「第10回文化公演」を行いました。11月21日(土)は鹿児島城西高校生徒による各学科の特色ある 実演を演劇を織り交ぜて紹介いたしました。

【動画全部再生】


  


Posted by kf at 20:38演劇